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ヒトコトなつぶやき:
「(ペロッ)……これは青酸カリ!」
昭和のドラマで飲み物に毒薬や睡眠薬を入れるときに、なんか油とり紙みたいなのでグラスやらコップにサラーってやるじゃないですか。あと時代劇でも。
夜飲む薬をお医者から「効きが悪かったら噛み砕いて飲んでください」って云われているんですが、口の中で噛み砕いて飲むと死ぬほどマズイんですよ。そして苦い。非常に苦い。
「良薬口に苦し」は、ものの喩えであって実際に薬が苦かったら困るんですよ。飲みづらいわ、飲むだけでも陰鬱な気分になるわ。そんなわけで、ピルクラッシャーを使って錠剤を砕いてオブラートに移して飲むようにしているんですよね。
ところが、ピルクラッシャーから袋形のオブラートに直接移すのは至難の業。当然一度、紙の上に砕いた薬を出して、折り目からサラーっと、スタンドに設置した袋状オブラートに移すわけです。
ところがここで問題が。手元にあった普通のコピー紙だと表面に残るんですよね。かなり半端な感じで。それこそ表面に残った粉末を小指のさきでなぞり取って「(ペロッ)……これは青酸カリ!」ができるくらいです(そして死ぬ)。
なーんとなくそれがなんかイヤでして、ない頭で色々考えていたんですが、今日薬局に行ったときにかくかくしかじかであのサラーって行く紙が欲しいんだが、あの紙は現存するのか、昭和で滅んだのか、代用品はないのかと訊いてみたんです。
そしたらまー、薬局さんもよくしてくれたもんでして、紙の名前は「薬包紙(やくほうし)」、販売には取り扱いがないけれど、探してみると云ってベテランの薬剤師さんが在庫をあさってくれたところ、10枚ほど出てきたので「どうぞ使って下さい」ともらえてしまったのです。
そして先程薬の支度をしたのですが、いやーこのサラーッと感。独特です。まるで残りません。パウダー状になったかつて錠剤だったものが、するるっと袋形オブラートに入り込みます。あとは丸めて喉の奥の方にぽいして水でゴクリ。いやー楽です。
そしてこの「サラーッ」と入れる感じがなんとも独特で色々たまりません。なんでしょうねこの悪事感。ゾクゾクします。
そんなわけで、素晴らしい紙を提供してくれた馴染みの調剤薬局の薬剤師さん達に感謝しつつ。今後もサラーッと感を楽しみたいと思います。
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| [2016
年
07
月
22
日-
00
:
27
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